美容室版!働き方改革を考えよう!
皆さん!こんにちは!
本日は働き方改革について書こうと思います。
近年、労働時間の短縮や、生産性の向上など働き方改革が
頻繁に叫ばれています。
働き方改革とは、一言でいえば「一億総活躍社会を実現するための改革」といえます。
一億総活躍社会とは、少子高齢化が進む中でも「50年後も人口1億人を維持し、職場・
家庭・地域で誰しもが活躍できる社会」です。
もともと働き方改革は労働力不足を解消するために出てきた施策です。
国としては、労働力不足を解消するためには、
- 働き手を増やす(労働市場に参加していない女性や高齢者)
- 出生率を上げて将来の働き手を増やす
- 労働生産性を上げる
上記の3つの施策を前面に押し出しております。
「働き手を増やす」は今市場に参加していない層に働いてもらうこと、
「出生率を上げて将来の働き手を増やす」は出生率を改善することなので分かりやすいと思います。
「労働生産性」については常々美容業界で言われてきておりますので、ご存知だと思います。
実は、日本の労働生産性は、OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で22位/全35カ国と
なっています。主要7カ国の中で最下位です。
まぁ、これは長時間労働を美徳としてきた、日本文化の影響を言えると思いますが。。。
つまり、働き手(労働力)を増やすためには、
・長時間労働の解消 (離職を減らすため)
・非正規と正規雇用の格差是正
・高齢者就労の促進
この3つが具体的な施策になります。
美容室業界においては、非常に厳しいところもあります。
もともと生産性が50万前後の業界ですので、
労働時間を減らすと、売上=生産性が減る可能性があります。
しかし、
それは今までの考え方になりますので、これからは
営業時間、労働時間を短縮して、今まで以上の売上を上げる意思決定をして
施策に取り組まないといけないと言う事です!
つまりやり方を劇的に変える必要があります。
低価格業態のサロンや面貸しに価格が引っ張られているのであれば、
付加価値をつけたサービスを作り、それに見合う接客、技術を提供するしか
生き残る道はありません。
間違いなく言えるのは、今後は労働時間を長くしよう!という時代は来ないと
いうことです。もっと厳しくなると思います。
グレーゾーンであった固定残業問題も噴出してくると予想されます。
また、高齢者雇用の促進については、現在は大きく取り上げてられていませんが、
間違いなく定年は引き上げられます。
美容業界ではそれなりの若さやファッション性が求められるため、いくつになっても
働けるように美容師は準備しておかないといけません。
特に美容師はある一定の年齢をすぎると、売上下がる傾向があるため、歳をとっても
売上を上げれるようにチャレンジしていかないといけません。
そういう時代が近づいておりますし、それだできるサロンが勝ち残れます。
働き方改革という言葉だけに踊らされずに、しっかりと準備してほしいと思います。
ではまた!