美容室の出店とスタッフの福利厚生
皆さん!こんにちは!
本日は、9月初旬美容室を移転リニューアルした美容室にお伺いしました。
地方都市の駅前立地に以前はあったのですが、高額の家賃のため
郊外のロードサイドの出店場所を探しており、1年かがりで郊外の
お店を出店することができました。
以前あった場所から5㎞は離れているので、多少の失客はやむなしという判断でしたが
今のところはなんとか既存顧客が来店してくれているので、今後の伸びに期待したいです!!
最近改めて感じることですが、2016年、2017年はとても出店(移転含む)が非常に
多い年でした。
おそらく、13件〜15件は携わったと思います。
・美容室の新規出店
・マツエクサロンの初出店
・エステサロンの初出店
・エステサロンの2号店出店
・FC店舗の出店
など
リニューアルを含めるともっと多くなると思いますが。
前向きに経営していると、おのずと出てくるのが
「出店」
です。
当然、「出店」が全てではないですが、「出店」が経営の一つの指標になることは
間違いありません。
「5年後の経営目標はなんですか??」
と質問すると、大半の経営者の方が、
「もう1店舗出したいです!」
「◯◯店舗やりたいです!」
みたいな返答される方が多いです。
または、
「生産性100万円達成したいです!」
「スタッフの給料をもっと出したいです!」
「海外旅行をみんなでいきたいです!」
とご返答される方もいらっしゃいます。
どちらも素晴らしい価値観だと思います。
「出店」を目指すのもよし、その他の福利厚生を手厚くするのもよし、
それは経営者の価値観なのでどちらも素晴らしいのですが、どちらとも
しっかりと売上を上げて、「利益」を残さないと達成できないです。
ではどうしたら利益が残るのでしょうか?
それは美容室・サロン経営においての正しいお金の価値観を
もっているかどうかです。
当然の事ながら、美容室の業態や、方向性、都心部や郊外立地によって
多少なりとも変化しますが、大枠は下記の通りになります。
売上・・・100%
原価・・・10%
→正しい管理は、技術原価と商品原価でわけないといけないです。
技術原価は5%〜8%以内に納めるのがよい。
売上総利益(粗利)・・・90%
役員報酬・・・10%
家賃・・・10%
人件費・・・40%
法定福利費・・・7%
水道光熱費・・・3%
広告宣伝費・・・5%
消耗品費・・・2%
雑費・・・3%
減価償却・・・5%
これで営業利益が5%になります。
あくまで上記は平均値ので、都心部の方は家賃・広告宣伝費がもっと高くなると思います。
こうなった場合は、決算書上での利益は非常に少なくなります。もっと細かく言えば
たくさんの経費があると思います。
何としてでも、「赤字」は避けたいところです。
なぜなら、2期連続赤字をだすと、銀行から借り入れが非常にしにくくなるからです。
そうすると、売上をさらに上げるか、経費を下げるかのどちらかの選択になります。
次回は売上の上げ方、経費の下げ方について書いていこうと思います。
ではまた!